土木学会論文集F6(安全問題)
Online ISSN : 2185-6621
ISSN-L : 2185-6621
和文論文
太陽電池を用いた自立型地盤災害監視局の設計・実装とその充電・発電特性に関する考察
山地 宏志古島 広明戸村 豪治羽馬 徹芥川 真一
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 69 巻 1 号 p. 19-31

詳細
抄録
 斜面崩壊等の地盤災害の監視を目的に,太陽電池とパケット通信機能を備えた自立型防災監視ステーションを開発した.このシステムには,不安定な太陽光発電条件下でも,安定した監視を行うことを目的に充・発電状況のモニタリングと,消費電力の遠隔操作,ならびに測定機器保護のための自動停止・再起動の機能等を整備した.いくつかの試験運用を実施し,システムが設計どおりの機能を発現することを確認するとともに,電力網・通信網の整備が困難な地点における自立型防災監視に適したシステムであると判断した.
著者関連情報
© 2013 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top