2017 年 2017 巻 p. 20170006
製造業者は、様々なタイプの顧客による使用に対してロバストな製品を提供しなければならない。本研究では、品質工学を使用して誤差の影響を考慮したクランクケース形状の最適化を実施した。クランクケース内の油の挙動は、MPS法によって計算して直交表L18を用いて最適化を行った。設計パラメータは、クランクケースの形状とし、誤差はオイルの粘度およびクランクシャフトの回転速度を取り上げた。さらに、クランクケースを試作してクランクケースの油温を測定し、計算結果の妥当性を確認した。