日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター) 2 膠原病の診断2
P2-19 IgG4関連疾患におけるTARCのバイオマーカーとしての役割
梅田 雅孝折口 智樹川尻 真也古賀 智裕一瀬 邦弘石田 翠藤田 雄也辻 創介遠藤 友志郎高谷 亜由子清水 俊匡福井 翔一住吉 玲美岩本 直樹井川 敬中村 英樹川上 純
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2017 年 40 巻 4 号 p. 313c

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抄録

【目的】Th2ケモカインであるTARC(Thymus and activation-regulated chemokine)はアレルギー性疾患の患者血清中で上昇しており病態形成へ影響していることが知られている.IgG4関連疾患(IgG4-RD)においてはアレルギー疾患の合併頻度が高いことが報告されている.Th2サイトカインが病態に関与するIgG4-RDにおいてTARCのバイオマーカーとしての役割を検討した.【方法】IgG4-RD患者26名,健常人22名の血清中のTARC濃度をELISA法で解析した.血清TARC濃度と臨床的パラメータとの相関を解析した.【結果】IgG4-RDでは健常人と比較し血清TARC濃度が上昇していた(IgG4-RD平均493.9 ng/ml,健常人平均262.0 ng/ml,p < 0.001).またIgG4-RDにおいてアレルギー疾患合併の有無による血清TARC濃度の差は認めなかった.ROC曲線解析では健常人とのカットオフ値は296.5 ng/ml(感度80.8%,特異度72.7%)であった.血清TARC濃度はIgG4-RD臓器病変数と正の相関を示した(r = 0.46,p < 0.05),一方血清IgG4値や好酸球数などとの相関は認めなかった.【結論】血清TRAC濃度はIgG4-RDの診断及び臓器障害の評価に有用なバイオマーカーである可能性が示された.TARCはIgG4-RDにおける新たな治療ターゲットとなる可能性があり,病態形成におけるさらなる機能解析を検討している.

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© 2017 日本臨床免疫学会
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