デジタルアーカイブ学会誌
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セッションB2
[B24] 長崎の原爆を前後にして米軍が記録した航空写真の画像処理 (その2)
全 炳徳
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2023 年 7 巻 s2 号 p. s126-s129

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抄録

1945年8月,米軍は広島と長崎に人類史上初の原子爆弾を落とした。原子爆弾が投下される前後,米軍の写真偵察部隊は広島及び長崎の上空をネガフィルム上に記録し残している。本論では今までその全容が報告されてない,1945年8月10日(長崎に原爆が落とされた翌日)に撮影され保管されているネガフィルム上の航空写真の様子と,その写真の画像処理等について詳述する。ネガフィルムを保管するために作られた特殊フィルム缶(ICE CUBE,以下「アイスキューブ」と記述)に収められた航空写真の画像データはフィルム自体がかなり劣化しているものの,原爆が投下された次の日の長崎の生々しい様子を鮮明に残している。更に,同じアイスキューブの中には今まで一般に公表されてないと推察される広島の被爆地の航空写真(1945年8月11日)も保管されている。本論では新たに確認した広島の被爆地の航空写真の様子を紹介するとともに,長崎や広島の原爆直後の様子を収めた8月10日と8月11日の原爆画像データ処理について,また,デジタルアーカイブとして公開を予定しているシステム全般について報告する。

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