2024 年 8 巻 4 号 p. 152-156
2024年1月1日、令和6年能登半島地震が発生し、甚大な被害が生じた。筆者らは、SNSでプロフェッショナルと連携しつつ、オープンデータとノーコードツールを活用した3Dマップを作成した。また、筆者の学術指導を受けていた新聞記者たちも、ボトムアップで迅速な活動を通して、報道写真を活用した3Dマップを発災当日に公開した。これらのコンテンツには多数のアクセスがあり、SNSにおける安否状況の確認やマスメディア報道に活用されるなど、被災状況のすみやかな伝達と分析に貢献した。これらの手法は、今後の災害対応に活かせると考える。