2025 年 9 巻 s2 号 p. s57-s60
本研究では我が国の映像史研究の視点から、『仮面ライダー(1971)』シリーズ発現の真実について、資料調査によるアーカイブ研究を実施した。当研究では、「1.企画とデザイン」、「2.設定と物語」の2つの視点から、『仮面ライダー(1971)』シリーズ発現の真実について検証を行なった。「1.企画とデザイン」では、新番組『仮面ライダー(1971)』の企画の立ち上げと共に、東映株式会社のプロデューサーである平山亨氏と、原作者・石ノ森章太郎氏によるキャラクターデザインのやり取りを通じて、いかに仮面ライダーのデザインが完成したかを検証した。そして「2.設定と物語」では、自然と人間が上手に共生する「真の文明のシンボル」たる仮面ライダーと、歪んだ科学文明の象徴であるショッカーの戦いの物語が、いかに完成したかの制作意図を記録する検証を実施した。