金沢医科大学救急医学
2010 年 13 巻 1 号 p. 35-39
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
劇症型A群β溶連菌感染症(Streptococcal Toxic Shock Syndrome,以下STSS)は急速な経過をたどり,致命率の高い重症感染症である。今回,38歳の男性が化膿性膝関節炎および急激に進行したシヨック状態で当院に紹介搬入された。膝関節が感染源のSTSSと診断し,全身管理および外科的処置にて救命した。STSSはおもに軟部組織感染で発症するといわれているが,本症例は化膿性膝関節炎で発症したと考えられた。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら