日本臨床救急医学会雑誌
Online ISSN : 2187-9001
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原著
小児救急患者におけるCTAS 2008の適用性について
井上 信明三浦 英代清水 直樹
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2014 年 17 巻 1 号 p. 11-17

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抄録
目的:当院では2011 年12 月よりCanadian Paediatric Triage and Acuity Scale(Paed CTAS)からCTAS 2008 へ院内トリアージの基準を変更した。そこでCTAS 2008 の小児患者における適用性を検証した。方法:2011 年4 月1 日より7 カ月間を移行前,同年12 月12 日から約6 カ月間を移行後とし,緊急度分類区分別の患者数や入院率などを比較した。結果:移行前の患者数は21,636 人,移行後は 18,361 人であった。移行後で有意に蘇生区分の患者が増多したが,蘇生区分の患者における入院率に差はなかった。また緊急度区分の高い群の方が高い入院率を認めた。カナダの小児病院における調査と比較すると,緊急度の高い区分では患者分布に差はなかった。結論:CTAS 2008 は本邦の小児患者に対しても適用できると考えられた。
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© 2014 日本臨床救急医学会
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