目的:重症外傷患者の看護に関する救急・集中治療領域の中堅看護師および熟練看護師の学習ニーズを明らかにする。方法:救急・集中治療領域の中堅看護師10名および熟練看護師9名を対象に半構成的面接を行った。面接は重症外傷患者の看護に関する学習ニーズに関してオンライン面接を行い,分析は質的記述的研究法を用いた。結果:重症外傷患者の看護に関する学習ニーズは,中堅看護師は【外傷看護の基盤となる外傷初期看護ガイドライン(JNTECTM)などの的確な理解】などの7カテゴリー,熟練看護師は【事例の振り返りによる経験の共有と推進】などの7カテゴリーが生成された。結論:重症外傷患者の看護に関する中堅看護師および熟練看護師の学習ニーズは,外傷医学の知識の習得や事例検討のニーズなど共通の特徴があったものの,看護師の経験や資格の有無によりニーズの内容に相違があり,対象の経験を踏まえた外傷看護教育の構築の必要性が示唆された。