設計はイメージしたものを具現化する作業であり、知識と経験を発想力により融合させ、アセンブルする仕事である。よってイメージカは欠くことができないスキルの一つと解釈できる。弊社では、新入社員の設計製図の教育として、2D3D操作の習得を軸に様々な研修を実施している。近年の社員は、CAD操作の習得速度は速いが、想像力と観察力が必要な構想図等の作成には戸惑う場合が多く、形状認識力の能力が開発されていない傾向があると言えよう。よって弊社では、その能力を開発するため機械系設計課題にメカニカルトレーニングシート (MTS) を導入しCAD教育を行っている。本論ではその設計製図CAD教育の実例について発表する。