住友電気工業株式会社解析技術研究センター
2008 年 18 巻 4 号 p. 579-589
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現実的な材料を対象とする電子状態計算の多くは電子間ポテンシャルに関する非線型問題を扱うループを含んでいる.このループの収束の加速に用いられてきた,電子間ポテンシャルの長波長成分を短波長成分に比べゆっくり変化させるKerkerの前処理演算子では,2つの経験的パラメタが必要であった.今回,簡単な工夫でこのパラメタの同時自動決定を行う適応的前処理演算子を提案し,その効果を確認したので報告する.
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