情報知識学会誌
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オープンデータ化された 「ちばレポ」 の登録者情報を基にした行政アプリケーションの定着過程の推定
本田 正美
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2025 年 35 巻 2 号 p. 333-337

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抄録

 2014 年から千葉市において地域課題の解決のために利用するアプリケーションである「ちばレ ポ」が運用されている. 現在では,「ちばレポ」をベースに開発したシステム「MyCityReport」も 運用されており, 同システムは全国の自治体で利用が広がっている.
 行政が提供するアプリケーションの登録利用者に関するデータが公開されることは必ずしも多 くないが,「ちばレポ」については, 登録利用者や登録利用者からのレポートに関するデータがオー プンデータとして公開されている.そこで, 本研究では, 運用開始から10 年が経過した「ちばレポ」 の登録利用者に焦点を当てる.
 登録利用者にかかわり,2016 年時点で本田 (2016)「オープンデータ化された 「ちばレポ」 の登 録者情報を基にした行政アプリケーションの浸透過程の推定」において, 行政アプリケーションの 浸透過程の推定を行った. 対して本研究では, 行政アプリケーションの定着過程を推定することと する.

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