日本重症心身障害学会誌
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O-2-D18 頭部保持具の使用による重症心身障害児の自食と遊びについて(1)
朴 麻優子
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2014 年 39 巻 2 号 p. 276

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抄録
目的 自食は、子どもの発達上必要不可欠な行為の一つである。しかし、重症心身障害児(以下、重症児)の多くは機能障害や経験不足などにより、自食することが困難である。自分で抗重力姿勢を取れない重症児の多くは、たとえば座位保持装置を用いることで座位姿勢を取ることができる。しかし、一定の体幹保持は補装具で可能となっても、自食をするために必要な頭部保持を可能にする補装具は多くない。そこで、今回一定時間安定した頭部保持を目的とする頭部保持具を開発した。この頭部保持具を既存の座位保持装置と併用して、自食に必要な姿勢や上肢活動の安定化、頭頸部安定による口腔運動について得られた結果を報告する。 対象 2症例(脳性麻痺女児、12歳、肢体不自由1級と脳性麻痺男児、4歳、肢体不自由1級) 方法 1.運動機能レベル、認知レベル、呼吸・口腔機能レベル、座位保持装置使用時の姿勢状態の初期評価を行う。 2.座位保持装置使用での頭部保持具を作成・調整し、口腔機能レベルに応じた食物を提供。経過観察しながら自食あるいは介助自食してもらう。また、遊びの場面も検討する。 頭部保持具 1.素材:ポリエーテル系ポリウレタンフォーム。 2.仕様:四角柱上面溝部で下顎骨を支持、裏面は胸部に接地して使用。 経過 頭部保持具使用児とSTが対面で活動を行った。詳細は発表で報告する。 背景 子どもの口腔機能レベルに合った形態食を誤嚥しないように安全に食べられることは、子どもの発達に寄与できると考えられる。前職において、多くの子が適切な食事を安全に食べることで、呼吸・口腔機能の向上が発声・発語機能に結びついた。その中から言語コミュニケーション訓練を行った子どもが自分で選択する、自分で遊ぼうとする姿から、重症児の可能性を実感した。子どもが自分のペースで物と向かい合う、それは正しく子どもに本来備わっている発達の一面といえる。
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© 2014 日本重症心身障害学会
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