2023 年 3 巻 1 号 p. 37-43
「目的」 脳神経外科の外来診療における疾病構造の変化(認知症を含めた神経変性疾患の急増)が顕著となっている。そのような中、今回、自身の認知症診療における診療内容を検討したので、代表症例の呈示とあわせて報告する。
「対象と方法」 認知症を包括する疾患群を、便宜的に4グループ(treatable dementia、高齢発症てんかん、パーキンソン病(PD)/レビー小体型認知症(DLB)、アルツハイマー病(AD) / 軽度認知障害(MCI) 他、)に分類し、それぞれ診断と治療の「質」を自己評価した。
「結果」 診療ではMCIの判断、AD以外の認知症の診断・治療が不十分と考えられた。
「結論」 認知症診療において今後、脳神経外科専門医の関与はますます必要になる。