2023 年 76 巻 1 号 p. 5-14
日本食品標準成分表2020年版 (八訂) (以下, 成分表2020) は, エネルギー (以下, E) の算定方法の変更により全食品のE値が変更された。新E (2020E) と共に従来の算出方法のE (2015E) が収載されている。2020Eと2015Eの一致率は全食品の平均値で97%である。成分表2020では, EとE産生成分の組み合わせは3つである。どれを選択するかは利用者が目的に応じて判断する。成分表2020の最新の正誤表を反映した食品成分データに基づく, 3つの方法を容易に実施できる栄養計算ソフトは栄養計算には必須である。献立や商品のE表示では, EとE産生成分はどの成分かを明記し, 成分表2020に変更したことも周知することが望ましい。栄養成分表示のエネルギー量は, 2015EのE産生成分に栄養成分表示のためのE換算係数を用いているが, 2015EのE産生成分に2020EのE換算係数を用いた値の表示は給食施設用として期待される。