徳島大学大学院医歯薬学研究部代謝栄養学分野
2025 年 78 巻 3 号 p. 139-144
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
サルコペニアは加齢に伴う骨格筋量および筋力の低下を特徴とし, 糖尿病, 肥満, 心血管疾患, 慢性腎臓病 (CKD), 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) などの生活習慣病と密接に関連する。これらの疾患は, インスリン抵抗性, 慢性炎症, ホルモン異常などを介してサルコペニアの発症・進行を促進する。近年, サルコペニアの病態解明が進みつつあり, 特に生活習慣病との相互作用が注目されている。本総説では, サルコペニアと生活習慣病の関係を概説し, そのメカニズムに関する知見を紹介する。
榮養・食糧學會誌
栄養と食糧
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら