大阪市立大学生活科学部食物学科
1987 年 40 巻 1 号 p. 64-69
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4%ペクチン食で6週間飼育したラットにおいて, 脂質の消化管内移動と小腸絨毛の形態を4%セルロース食と比較して観察した。1) 糞中に排泄される脂質量の割合が, セルロース食群にくらべて経時的に増加した。2) 見かけ上の脂質吸収率が, ペクチン食群はセルロース食群よりも低かった。3) セルロース食群ラットの小腸絨毛は正常な形態を示したのに対して, ペクチン食群は小腸絨毛の配列が不規則で, 絨毛最先端部に異常な像が観察された。
榮養・食糧學會誌
栄養と食糧
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