日本小児アレルギー学会誌
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ガイドライン解説:小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2017
第2章 定義, 病態生理, 診断, 重症度分類
平井 康太望月 博之
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2018 年 32 巻 4 号 p. 716-722

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抄録

 日本小児アレルギー学会による 「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」 (以下JPGL) の普及, 近年における治療の著しい進歩により小児の気管支喘息 (以下喘息) は軽症例が多数を占めるようになった. しかしながら, 喘息の自然寛解はさほど高率ではなく, 抗炎症薬も永続的な効果は確認されないため, 軽症に対してこそ有効な治療が必要と思われる. JPGL20171) でも従来どおり, 病態生理を理解し重症度を考慮した適切な治療を行い, 患児のQOLを改善させること, 成人まで持ち越させないために, 長期間, 良好なコントロールを維持することを推奨している. 本編ではJPGL2017の第2章 「定義, 病態生理, 診断, 重症度分類」 について, 小児の喘息治療の戦略を踏まえ解説する.

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© 2018 日本小児アレルギー学会
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