小児歯科学雑誌
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小児の口臭に関する研究
アンケートと口臭測定
吉田 美香子高森 一乗小野 義晃武田 智子巣瀬 賢一鈴木 昭村上 幸生田中 庄二藤沢 盛一郎時安 喜彦渡部 茂
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2001 年 39 巻 3 号 p. 694-703

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抄録
小児の口臭に対する実態を把握するために,来院患児300名を対象として,1.口臭2.刷掃習慣3.口腔内状態4.生活習慣5.習癖6.健康状態7.家庭内での喫煙者の有無について,保護者に口腔衛生状態のアンケートを実施した.そして,アンケート対象者より無作為に96名を抽出し,口腔衛生(口臭)検査システム(アテインTM,アデント社製mBA-400,大阪)を用いて口腔内アンモニア濃度を測定した.
アンケート結果から,口臭が気になる者(A群)は,137名(45.7%),口臭が気にならない者(B群)は,163名であった.A群で口臭がいつ気になるかの質問では,「起床時」と答えた者(66 .0%)が最も多かった.それに対する対応は,「何もしない」(37.6%)と「歯磨き」(36.8%)が最も多かった.各質問項目とA群及びB群との間でx2検定を行った結果,刷掃時歯肉出血(P<0.05),歯肉疼痛(P<0 .005),舌苔(p<0.001),喫煙者(p<0,001)において,両者間に有意な差がみられた.
口臭測定を行った結果では,アンモニア濃度の平均値及び標準偏差がA群は25.5±17.3ppm,B群は18.7±16.1ppmで両者には5%水準で統計的有意差が認められた(Mann-WhitneyのU検定).
以上の結果,今後,小児の歯科臨床においても口臭に対する対応を積極的に行う必要性のあることを強く感じた.
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© 一般社団法人 日本小児歯科学会
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