Palliative Care Research
Online ISSN : 1880-5302
原著
高齢者ケア施設におけるエンド・オブ・ライフケアのIntegrated Care Pathwayに関する介入・実装研究:スコーピングレビュー
山縣 千尋廣岡 佳代菅野 雄介田口 敦子松本 佐知子宮下 光令深堀 浩樹
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2018 年 13 巻 4 号 p. 313-327

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抄録

Integrated Care Pathway(ICP)はEnd-of-Life(EOL)ケアの質向上の目的で用いられるケア計画で高齢者ケア施設のEOLケアに有用と考えられる。しかしICPによる介入のアウトカム指標や構成要素は明らかになっていない.PubMed,CINAHL,Cochrane Library,PsycINFO,医学中央雑誌とハンドサーチによるスコーピングレビューを行った.高齢者ケア施設でのEOLケアのICPに関する介入・実装研究の文献検索を行い13件が選定基準を満たした.構成要素は書式,EOLケア/ICPの教育,エキスパートによるサポート,定期的なカンファレンスだった.介入の結果,病院搬送の減少や医療・介護従事者のEOLケアの自信向上が示された.特定された構成要素を参考に施設特性を踏まえてICPを開発し,より厳密なデザインの介入・実装研究により効果を検討することが望ましい.

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© 2018日本緩和医療学会
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