日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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原著
健常高齢者における6分間歩行試験とシャトル歩行試験の呼気ガス反応の検討
佐竹 將宏塩谷 隆信高橋 仁美菅原 慶勇清川 憲孝敷中 葉月土橋 真由美笠井 千景佐々木 誠河谷 正仁
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2004 年 14 巻 2 号 p. 256-262

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抄録

健常高齢者を対象に6分間歩行試験(6MWT)とシャトル歩行試験(ISWT)を行い,それぞれの特徴を分析した.6MWT中には,酸素摂取量は約2分で急増し,その後プラトーを示したことから,持久力評価により適しており,ISWTでは,最大二酸化炭素排出量,最大心拍数は高値を,経皮的酸素飽和度は低値を示したことから,心肺機能の限界の評価に適していると思われた.以上から,6MWTとISWTは相補的なフィールド歩行試験であるとみなされた.

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© 2004 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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