日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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サテライトセミナーⅢ
インフルエンザウイルス感染症の歴史と未来
藤田 次郎
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2008 年 18 巻 2 号 p. 150-155

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抄録

インフルエンザは,主として冬期に流行する呼吸器ウイルス感染症であり,通常は数日~約1週間の経過で治癒に向かう.しかしながら,高齢者や基礎疾患をもつハイリスク群がインフルエンザに罹患すると,肺炎,および心不全などの合併症により死に至ることもある.歴史的には1918~1919年のスペインかぜ,および1957年のアジアかぜによる多数の死者が記録されている.現在,東南アジアを中心にトリ型インフルエンザが流行し,今後の対応が求められる.

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© 2008 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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