抄録
有機ELには、ただ照らすだけの照明としてではなく、魅せる照明としての可能性があると考えられている。本研究においては、光源や色、光り方の違いによる比較、そして試作した和の空間において、有機ELの光が人にどのような効果を与えるかを検証した。SD法を用いて評価を行った結果、有機ELの光とゆらぎによる明滅が人をリラックスさせる効果に有効であり、空間デザインと融合させることにより、有機ELの特徴を活かすことができるとわかった。有機EL基板を様々な形状にし、色の濃淡を基板の膜厚により調整し、最適な駆動方法を追求することにより、より人が癒しを感じる空間の創出が期待できる。