抄録
サービス体験の構造のモデル化とサービス構築のための設計・評価項目の抽出とその関係性の考察を行った.シャクターの情動の認知ー覚醒モデルを参考にしつつ,人間と人間または人間とシステムの間の「やりとり」→「結果」→「感情」の生起なるモデルを構築した.このモデルを明確化するため,主にビジネスマンを対象にアンケートを行った.アンケート結果から,従業員のパフォーマンスなど、7種類の「やりとり」と明確な情報提供などの16種類の「結果」の設計・評価項目を得た.更に,設計・評価項目の妥当性を調べるため,ビジネスマン51名を対象に,レストラン、ホテルなどの8つのサービスについて,前述した7種類の「やりとり」と16種類の「結果」を用いて,「やりとり」と「結果」の関係をアンケートにて調査した.その結果,各サービスにおける「やりとり」と「結果」の傾向、「やりとり」と「結果」の間の関係性が分かった.