抄録
本研究は、麻酔科医師が全身管理に使用するモニタリング機器の形状を検討し、その最適化を目指すためのものである。全身管理は、術野の目視とモニタリング機器による2種類の情報により行われるが、現状のモニタディスプレイ型の情報提示では、術野からディスプレイへの視線移動が起こる。この点を改善することで、患者に起こる異変の見逃しを低減し、長時間の手術における疲労の軽減することが可能であると考えた。表示コンテンツに対する調査と情報提示デバイスに対する調査という2視点からの調査・プロトタイピングから条件を導出し、単眼タイプの透過型ヘッドマウントディスプレイを用いて、術野とモニタリング機器の情報を同一視野内に視認することのできるモニタリング機器を提案する。