抄録
医療機器は16世紀終わりに誕生し、技術進歩により、今日の電子医療機器の発達は著しく、日々様々な医療機器が誕生している。しかし、人間を対象とする基本的な操作を行なう医療機器は、長期間、際立った進化をせず、そのままの形状である。これらは使用しやすいものではなく、ヒトがモノへ順応して、操作性を維持している。そこに慣れや経験値でクリアすることが当たり前とされている状況がある。 本研究の結果、喉頭鏡の研究開発において以下の点について配慮することで、最適設計を行うことができることが分かった。①グリップ部はコントロールしやすい様、グリップと手掌の間に隙間があること ②握り込んだ時に手掌の面がグリップに接していること ③衛生管理を行うため、内部の電源が取り出せる事 ④体液、血液が内部ユニットに入らないこと、ブレード部においては ①口腔内の軟組織に触れる部分には、局所的圧迫が起きない様、突起形状は避ける事 ②ブレード厚は30mm以内 ③耐高水準消毒の樹脂素材④口腔内観察の為、ブレード全体が光ること ⑤硬度が高く、且つ透明で光の透過率が高い樹脂を使用 。これによりデザイン設計した新喉頭鏡モデルを提案する。