抄録
MRIに使用する頭部固定器具の設計要件を抽出し、より画像の濃度ムラや不鮮明さが出にくくする。つまり患者の頭部が動いてしまう事を防げる形状にする。また患者の方に対して圧迫感や不安を与えることなく簡単な装着が可能である固定器具を提案する。磁場の歪み等の技術的な点に関しては既存の研究を参考に、本研究ではおもに固定器具そのものの形状の設計をメインに研究していく。展望に関して素材はMRIに使用する設置台マットを研究したが、CTなど他の診察用枕に転用できるような形状、素材を考えていきたい。今回MRIに使用しようとしているゲル素材や、素材調査で出てきた低反発素材は、MRI撮像状況下では画像への影響はないのだが、CT撮像状況下では、これらの素材は放射線を吸収してしまい画像への影響が従来の枕に比べて4倍近くある。今後これらの解決をもとに既存の診察用枕より、使用感が良く機能性の高いデザイン設計要件の抽出を行なっていくことが必要と考える。