抄録
アルコール飲料のパッケージデザインは様々な消費者向けに 多様化しており、幼児によるアルコール飲料の誤飲が問題と なっている。特に、果物のイラストを強調するなど清涼飲料水 と良く似たパッケージの低アルコール飲料が増加したため、「酒 マーク」が表示してあるにも関わらず、幼児が誤って飲んでしまう恐れが生じている。事実、東京消防庁では、2005年4月から2010年8月までにアルコール飲料の誤飲で急性アルコール 中毒による救急搬送をされた22名(0~10歳が20名) 中、容器などが類似しているため清涼飲料と誤認して飲んだ人が8名いたとして注意を喚起している。本研究では保護者にする意識調査を行うとともに、実験心理学的手法を用いて、幼児の誤認・誤飲を防ぐ低アルコール缶飲料パッケージデザインの改良案について検討する。