抄録
本プロジェクトは大学の教育カリキュラム外において、積極的に新しい知識と経験を取り入れようとしている学生のための学習の活動であり、同時に学習成果を社会へ繋げるための試みである。この取り組みではものづくりの知識や技術習得は構成主義に準ずると考え、学生がこれまでに蓄積してきた知識と新たに与えられた知識をどのように繋ぎ、知識と知識の相互関連と作用について理解を深めることに重点を置いている。あるアイディアを人に伝えるため、あるいはアイディア実現のための課題を探求する活動の中で「作ること」「観察すること」「評価すること」「改善すること」を強く意識させ、自己認識させることで学習を促す。
本稿では学生の自己理解をフレームワークの中で記述させ、成果物の記録・共有を簡略化することで「つくって考える」というサイクルを高速できるようワークショップを設計し、その実践について報告する。