日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第63回研究発表大会
セッションID: C8-02
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ロボット手術における医療者-患者間の情報伝達ツールのデザイン(2)
患者視点から見た医療情報の可視化とサービス提供の研究
吉橋 昭夫磯谷 周治吉田 光治堀江 重郎
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抄録

医療とデザインの共同研究を行った。サービスデザインの考え方や手法を用いながら、医師と患者との間の情報伝達を円滑におこなうためのツールをデザインしプロトタイプを作成した。プロジェクトは、相互理解、課題設定、協働の各フェーズを経て進行した。病院内のフィールドワークや問題の共有、患者視点での発想等を行い、医師と患者とのコミュニケーションのためのツールをデザインした。情報伝達ツールとして、電子書籍版・ロボット手術説明書、ロボット手術説明用模型、体験者の声-手術体験者インタビュー記事をデザインした。それぞれ、様々なデジタル表現による情報提供、立体模型による手術手順の説明、手術体験談の紙媒体での提供を行なうものである。今後は、デザインの精度を上げると共に、医療現場での評価や実装、協働のための条件整備やしくみなどについて考えていく。

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© 2016 日本デザイン学会
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