日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第63回研究発表大会
セッションID: C3-02
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デザインにおける擬人化表現に関する研究
山根 生也佐藤 弘喜
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抄録

擬人化は世界中で古来より存在している行為である。本研究は、擬人化が持つ効果を明らかにし、デザインに活用する方法探ることを目的としたものである。ドナルド・A・ノーマンは対象物が生き物であろうと無かろうと、情動的な反応を読み取ろうとする傾向が人間にはあるとしている。また、Design Rule Indexによれば、人間に似た特徴を示す形状は見る者の注意を惹きつけやすく、双方向性のつながりが期待できそうな印象を与えるとされている。調査より、人間は擬人化された物から意思を読み取ることで、感情移入することが考えられる。感情移入し、共感することで親しみがわき、結果的に擬人化された物体からは肯定的な印象を受けるのではないだろうか。

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© 2016 日本デザイン学会
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