第4次産業革命と言われる現在、政府によりSociety5.0が提言され、産業や社会の構造は急速に変化しており、法の存在も変化を求められている。法務省の司法制度の現状と改革の課題によると「国民にとって司法をより身近で利用しやすいものとすることが極めて重要である」としながらも法は未だ一部の専門家のものとなっている。本研究では、こうした課題に応えるためにまずは、デザインを用いて皆が暮らしやすくなるための法とデザインのビジョンを描き、新たな社会的価値の創出を目指す。また、その手段としてデザインを活用し法とデザイン分野における取り組みのケース・スタディとしてまとめる。本稿では、これまで行ってきた現状調査を基に、法の利用を4つのカテゴリーに分類するモデルの提案を行い、法とデザインを活用するビジョンとはどのようなモノかを示した。提案したモデルを用いることで、法がどの段階で使われているかを把握し、ストーリーを作ることができる。