日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第67回春季研究発表大会
セッションID: W-05
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温かさと重さに着目した安心感を与える製品の提案
*武藤 稜介佐藤 浩一郎寺内 文雄
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キーワード: Warmth, Weight, Sense of ease
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抄録

ぬいぐるみは不安の軽減を目的に多くの人に使われている。ぬいぐるみが不安の軽減に影響を与えるのは見た目の可愛らしさという視覚的な刺激と、ふわふわとした柔らかさという触感的な刺激の2つの要素によると考えられる。本研究では、単一傾向にあるぬいぐるみの触感的な刺激を対象に調査を行い、安心感に重要と考えられた、温かさと重さに着目した製品を検討した。試作では、お湯や吸水性ポリマーを用い、温かさや重さによる安心感への影響を調べた。温かさは多くの人に好まれたため、重さによる安心感への影響を調べるために、吸水性ポリマーの量を調節することで重さを5段階に変化させる実験を行った。結果、重さによる有意差は見られなかったが、500gを好む人と、1250gを好む人で二極化している傾向が見られたため、追加で聞き取り調査を行った。調査の結果を踏まえ、500gを好む人と1250gを好む人に、それぞれ1つずつ最終制作を行った。本研究を通して、安心感を感じる触り心地において、柔らかさだけではなく、温かさと重さも影響を与えることが明らかになった。また、制作を通して安心感を与えることができる製品を提案した。

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