使いやすい製品を実現するためには、デザインプロセスにおいてユーザビリティ評価を効率的に実施し、その結果をもとに試行錯誤を繰り返せることが望ましい。本稿では、金属メッシュで製品形状を模擬したモックアップを評価に用いることで、赤外線式モーションキャプチャシステムによる製品操作時の手指の3次元計測を可能にし、自動的・効率的にユーザビリティ評価を行うことを提案する。また、メッシュ製モックアップに赤外線を透過し可視光を吸収するフィルタを取り付けることによって裏面を不可視化し、実際の製品の状態をより正確に模擬する方法も提案する。実験において、スマートフォンを模擬したモックアップを把持したままモックアップ上の指定箇所を指で押すタスクを参加者に課し、その際の手指の先端・各関節の位置等をモーションキャプチャデバイスLeap Motionによって取得できることを確認した。