抄録
本研究では、「意味のある差異を生み出すことに対する意志的なコミットメント」として定義される デザイン態度を測定する尺度の開発を行った。先行研究に基づき、「創造」「洗練」「調和」の3次元から構成される全18項目の自己評価尺度を作成した。373名を対象に調査を実施し、探索的および確証的因子分析の結果、3因子構造が支持され、モデルの適合度指標も許容範囲内であることが確認された(χ² = 333.718, df = 132, CFI = .963, TLI = .958, RMSEA = .064, SRMR = .041)。また、各下位尺度はいずれも高い信頼性(α > .90)および十分な収束的・弁別的妥当性を示した。本尺度は、今後のデザイン的思考や行動に関する研究の基盤となることが期待される。