抄録
本研究では専門文献読解の重要語句の捉え方が理解にどのような影饗を及ぼすのかを明らかにする。重要語の捉え方について,一般語,内容語,談話構成語の3つのカテゴリを設け,一般的説明文での3カテゴリの捉え方,専門文献での3カテゴリの捉え方を大学院生を判定者集団として設定し,これを判定させた.その結果,談話語彙として説明文4語,専門文献8語が抽出され,特に専門文献の8語のうち「本論文」と「原文中」以外はすべて「思考運用のための用語」に含まれており,思考運用型の談話という認識が強くあらわれていることがわかった。