抄録
1990年頃より、現実社会の現象から数学的処理によってモデル式を作成し(以下、数学モデルの作成)、問題解決する関連づけ学習の重要性が述べられ、数多くの研究・実践が行なわれている。その中で特に重要視されていることは、生徒が現実世界から自分自身で問題を見つけ、モデル化し、検証する一連の過程をいかに理解・習得させるかという点である。本稿では、金沢高等専門学校で実施している数学と物理とを関連づけた実験・観察型授業で扱う教材群を例に挙げ、生徒が数学モデル作成のプロセスを習得し実践する様子を報告する。