日本科学教育学会年会論文集
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3A2-15 高校科学教育を支える教員研修 : 生物系の現状と課題
羽曽部 正豪
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p. 121-122

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抄録

生物科学・生命科学の飛躍的な進展とその社会的重要性は、高校生物の教育実践の場に少なからず影響を及ぼしている。その対策例と位置付けられるSSH、 SPPなどの先導的試みでは、大学や研究機関との効果的な連携策について研究・開発を進めているが、普段に生徒と接し新知識を正しく教授しようとする高校教員側の努力も不可欠である。しかし、現代生物科学の多彩な蓄積は教員による自己研修の限界を越える様相にあり、実験講習を含む教員研修のあり方や研修支援方法の検討は今後の重要課題と考えられる。本報告では「生物教育会」などの教員組織による研修やその取り組み、また演者が担当した実験講習などの例からその現状を報告し且つ幾つかの課題を提示したい。

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© 2003 日本科学教育学会
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