日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 2G3-E3
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発表
2G3-E3 小・中学校理科教育実態調査報告I : 理科に対する教員の意識等について(科学教育人材養成(3),一般研究発表,次世代の科学力を育てる)
花上 和己松本 誠下条 徹田中 基木庭 治夫進藤 明彦長谷川 仁子佐藤 明子渡辺 怜子小倉 康
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抄録
小学校で学級担任として理科を教える教員の約9割が,理科全般の内容について「好き」と感じている。しかしながら,学級担任の半数以上の教員が,理科の特定分野の指導に苦手意識をもっており,また理科に関する知識・理解や技能等の低さも自認している。さらに,自身の理科の自由研究指導技術についての指導力にも不安を感じる教員の割合が高い。中学校においては,理科教員の分野別での指導の苦手意識は,「情報通信技術(ICT)の活用」及び「地学分野の内容」が高く,「物理分野の内容」では,特に教職経験年数が短い教員で苦手と感じる割合が高い。さらに,約7割が自由研究の指導技術の低さを自認している。
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© 2009 日本科学教育学会
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