本自主課題研究では,2009年に引き続き,科学教育における様々な学習場面におけるインタラクションのデザインに着目した研究について,各研究グループに所属する若手が登壇し,意見交換を行う。特に本年度では,ミュージアムを研究フィールドとしている研究者の参加も得て,展示の現場における学習についても対象範囲を拡大して検討する。学習を効果的に支援するためには,どのようなインタラクションをデザインすればよいのか。また,そのデザインの評価はどうあるべきなのか。本自主課題研究では,各研究グループの成果を交流しながら,それぞれのデザイン指針や評価手法について議論することを通して,当該テーマの知見を体系化する方向性を模索する。