抄録
本研究は,著者らが開発した地域企業の協力を得て理科教材開発を行う授業モデルにおける文脈の選択の有効性の評価とドイツで開発されたChemie im Kontextの活用の検討を目的とした。本授業モデルは,教員が地域企業を選択・取材し教材を開発するもので,「中空糸型透析器を利用した腎臓のつくりとはたらき(協力企業 : 日機装)」を開発,評価した。その結果,文脈として「先端科学技術かつ身近」「実社会での使用機器の提示」「生命・医療分野」が有効であることが明らかとなった。また,Chemie im Kontextは本授業モデルの表現形態として活用できることが明らかになった。