抄録
本稿は,学習者である小学生,中学生,高校生の技術に関する認識を検討することを目的として,技術的素養や技術教育の内容に対する有用度の調査を行った結果を報告する。技術的素養については,「安全性を判断する力」や「他者と協力して行動する態度」などの有用度が高く,「つくられているもの(製品)を様々な観点から評価する力」や「もの(製品)の生産・消費・廃棄に対する倫理観」では有用度が低く捉えられていた。また,技術教育の内容について,中学生は技術科の「情報」に関わる内容は有用度が高く,他の学習内容に関する有用度は低減していた。