抄録
本研究では,初年次科目を受講する理系学部の学生の自己評価に着目し,社会人基礎力をはじめとする,ジェネリック・スキルの養成に関する考察を行なうことを目的としている.合宿型の複合型プログラム受講者の受講前後の比較(2014年度実施)及びその経年比較を通して,学生の自己評価について分散分析を行い,等分散性が仮定された11項目中4項目で有意差を確認することができた.その他の多重比較でも同様の結果が見られ,実施したプログラムによって自己評価の変容が見られた可能性が高いことが示唆された.加えて,調査時期や当該のプログラムによる差をどのように考慮するかが今後の課題である.