抄録
東日本大震災以降、理科教師はエネルギー指導において以前よりもより強い責任を求められている。また、以前から中学校や高等学校での生徒の理科離れが問題になっていて、それを防ぐためには実験を通して現象を体感し、現象と理論との両方が学べることが大事である。当研究室ではエネルギー環境教育の一環として、生徒が手作りして発電することで現象を体感し、体験を通して発電や自然エネルギーについて理解できるような「卓上型サボニウス型風車風力発電機(IDUTU-ODEL)」という実験教材を開発した。本研究では卓上型サボニウス型風車風力発電機(IDUTU-MODEL)を「葛飾 環境・緑化フェア2014」で実践したときのアンケート調査を元に、生徒の風車への関心や自然エネルギーに対しての意識が実践を通してどのように変化したかを報告する。