日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 2A1-I3
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発表
展示支援における情報アクセシビリティの海外事例調査 および新技術の応用可能性展望
溝口 博生田目 美紀寺野 隆雄江草 遼平小川 義和小林 真楠 房子中瀬 勲稲垣 成哲
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抄録

本研究の目的は、科学系博物館等における展示支援の現状を,情報アクセシビリティの立場から明らかにするとともに,今後のテクノロジーの進展が展示支援に資する可能性を展望することである。特に耳の不自由な方や、目の不自由な方への支援に関し、先端テクノロジーがどのように貢献し得るかを探る。このために、まず先進的な海外の事例を実地調査して現状調査を行う。具体的に、耳の不自由な方と目の不自由な方に対する先端的な取り組みを、英、仏、韓の三カ国の事例を挙げる。そして、それら結果を踏まえた上で、さらに新しいテクノロジーの進展を見据え、将来の展示支援の可能性を展望して考察する。具体的には、手話ビデオ、ビデオストリーミング、手話合成、空間投影技術、視線発見・追跡技術、3Dプリンティング、3Dスキャンニングをあげ、近い未来と少し先の未来それぞれの可能性を議論する。

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© 2015 日本科学教育学会
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