信州大学教育学部では,1年次に履修する臨床経験科目の中で,教育実習生による授業を参観する機会を設定しており,授業参観の視点を明確にしてから授業参観に臨むようにしている。本研究では,教員養成初期段階の学生が教育実習生授業を参観する際,どのような授業参観の視点を有しているのかを明らかにし,授業参観の事前指導の効果を検証することを目的とする。分析の結果,1年次生は,①教育実習生の進め方や授業計画,②児童・生徒の学び,③教育実習,などの視点を有していることが明らかになった。大学での事前指導の内容と重なる視点だけではなく,教育実習そのものにも注目していることがわかった。