大学の化学実験向けに反応メカニズムをコンピュータグラフィクス(CG)で表示する電子実験書の開発 を行っている. 半経験的分子軌道法に基づき作成した CG には Walden 反転のモデルとして塩化メチ ルの水酸化, 1-ブロモブタンや 2-ブタノールの生成が含まれ, 実験としてはスモールスケールで行う 1-ブロモブタン生成が含まれる. CG は反応中の構造変化を空間充填や棒球モデルで,エネルギー 変化を反応プロフィールで表示することができる. 電子実験書は CG による反応機構の表示に加え, 実験方法のフローチャートや装置のスライド写真も表示し, 学生がスムースに実験を行う事ことができ る. 電子実験書は現象の観察と分子の世界の架け橋となることが期待される.