主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第45回年会 鹿児島大会
開催日: 2021/08/20 - 2021/08/22
データサイエンスの重要性の認識が高まり,数学教育において統計教育の内容の充実が図られつつある。統計データを活用する態度を身に付ける第一歩として,日頃身の回りで触れる統計資料を正しく解釈する知識・技能の習得が肝要である.2020年春からの新型コロナ感染症のパンデミックにかかわり,連日報道される情報の多くは新規感染者数をはじめとする感染状況に係わるデータを含む.本稿では高校生が表やグラフで提示される統計情報に接し,それらをどのように読み取り,解釈しているかについて,実態の一端を報告する.