主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第48回年会
回次: 48
開催地: 函館工業高等専門学校
開催日: 2024/09/13 - 2024/09/15
森林・林業や木材利用に関する教育として,木育が実践されるとともに,2019年度から開始された森林環境譲与税の使途の一部に「木材利用促進,普及啓発」活動が位置づけられた.木育の内容は「木の良さや利用の意義」が中心となっているが,木材利用の拡大には至っていない.木製品や木造住宅などを購入する要因として,クラシ・ヒト・モノ・カネの視点で見た場合,良いモノを作り,それを安く提供するだけでは購入に繋がらない時代になったといえる.木の素材としての良さや,樹木・国産材を利用することによる暮らしや地域の変化などに関する理解が充分でない状況にある.本研究では,木材の良さや利用の意義を学ぶ既存の概念を拡張し,脱炭素社会の実現に向けた「木の文化」の理解の促進を試みた.技術科を中心とした他教科を横断するSTEAM教育の視点から「木の文化」に関する木育授業を検討した.