主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
国際的に継続して取り組む必要のあるサスティナビリティ・コンピテンシーの涵養に関し,平瀬ほか(2024)で報告した2023年度の実践に引き続き,2024年度もケアンズ日本語補習授業校における実践について事例研究を行った. 小学算数教育6年間並びに中学数学教育2・3年間の総括として,小6,中2・3合同授業を実施した事例である.この授業では2020年までのグレートバリアリーフの海面水温とサンゴ礁白化現象の変移を示した2つ(中学生は箱ひげ図も加えた3つ)の海洋環境に関するデータを活用し,今後どう行動するべきかを考えることをねらいとした.この学習過程では,前回同様に日本語・英語の双方で科学的事象を理解し,話し合いや説明をするといった教科横断的な学習活動がなされ,その意義も児童,生徒に認識されていたことが明らかとなった.宿題への回答から,児童・生徒が「システム思考コンピテンシー」を発揮していることが伺えた.また,授業において異学年間で構成された小グループでの話し合い活動時に「方略的コンピテンシー」の発揮や異学年間での「協働コンピテンシー」の発揮なども確認された.